10月17日 日本政策金融公庫から講師をお招きしてセミナーを開催しました。
公庫様からは下記の4点をお話しいただきました。
◯最近利用の多い制度融資の概要
◯民間金融機関との連携について
◯会計事務所との連携について
◯事業承継マッチングへの取り組みについて
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最近の制度融資の利用で多いのは過去のコロナ融資の借り換え資金として「セーフティネット貸付」があります。最長20年の返済期間が設定されています。
また、金利上昇局面にあり、少しでも金利負担を軽減させるための制度として「マル経融資」があり商工会議所(会員にならなくてもOK)の指導を受ければ、利用できる制度です。
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民間金融機関との連携では「官民協調融資」を行う際に、債務者側から公庫・民間金融機関と情報共有を依頼し、連携できる環境を作ることが大事との話が印象的でした。
また、必ずしも民間金融機関の融資条件と同一である必要性はなく、民間が「有担保」だとしても公庫が「無担保」で協調するケースもあるとのことです。
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会計事務所との連携では「1日公庫」制度があり、会計事務所の顧問先を事務所に招いて集中的に相談や審査の見込みをお伝えする取り組みも行っています。
これからは「官」「民」両方の金融機関を双方利用し、お互いに企業を支えていく構図を企業側から意識していくことが必要になります。
日本政策金融公庫の利用の仕方もこれまで以上に柔軟に利用していくことが資金繰りの安定化に寄与していくことになります。
次回(2026年1月16日)はKnees bee税理士法人の渡辺代表をお迎えし「AI活用による進化した自動仕訳」についてお話しいただきます。