【経営サポート倶楽部】7期目　第26回目のセミナーを行いました

会計事務所の人事上のおかれている環境として

1. 採用難は今後も続く
2. 在宅ワーカーの活用が求められている
3. 管理職の主な役割が「スキル教育」から「スタンス＆キャリア教育へ」

があり、人事戦略も自前でやるよりも「餅は餅屋」として「プロ」に外注する時代になってきてます。

鶴谷様は会計事務所からの相談を多く受けており、会計事務所が抱える問題点として

• 賃金制度がない
• 退職金制度がない
• 評価制度がない
• 役職昇格に伴う賃金アップのやり方がわからない

があり、出来ていない会計事務所の離職率が増加しているのが現実です。

そのような現実に対処するためには

整備すべき順番として

1. 等級制度
   調整手当などの不明な体系ではなく、シンプルな等級への報酬体系にし「可視化」させる
2. 賃金制度
   グレードに合わせて給与の上限と下限を決める
   賃金テーブルとグレード体系を合わせると客観的に給与水準がわかり、労使ともに納得感が出る
3. 評価制度
   会社の望む方向に「社員」を成長させること

この３つのステップを順序良く踏んでいくことがポイントになるとのことです。

最後に「評価制度はシンプルイズベスト」であり、複雑すぎる制度は結果として「形骸化」してしまう恐れがあり、継続するためにも「わかりやすい」制度設計が一番だと思われます。

実際の事例等も踏まえて分かりやすく解説して頂き、また次の機会にはテーマを絞って深堀したお話を是非伺えればと思っております。

次回（10月11日）は日本政策金融公庫から講師をお招きし、4月からスタートした「新創業融資制度」の審査の状況や可決された事例等のお話を頂く予定にしております。