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新型コロナウィルス対策特別融資
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【新型コロナウィルス対策特別融資】緊急投稿 第6弾 リスケジュール実施済の会社でもコロナ融資が受けられた!

2020/04/16

一般的にはリスケジュール(以下リスケ)を行うと、新しい借り入れは出来ないと言われています。(リスケ企業でも対応する特別な制度もあります)
今回、リスケジュールを実施しているクライアントで日本政策金融公庫から「コロナ特別貸付」の融資が成功した事例についてご紹介します。

融資が成功した企業に共通する2つの要素とは

今回のコロナ対策融資制度において、日本政策金融公庫及び保証協会(おもにセーフティーネット保証制度)の両者ともに「リスケ企業でも入り口では否定しない」と聞いておりましたが、リスケ企業が惨敗するケースばかりでした。

ただ、審査のテーブルに乗り出した企業も出てきており、ぼんやりとした感じでは審査まで進める共通項が見えてきました。

  1. 経営改善つまり黒字の足跡が見えてきている
  2. リスケとはいえ、元金の返済を進めている

このふたつが共通項になります。

1.は「債務超過解消」になってなくてもいいです。2期前が赤字でも直近で黒字になっていれば努力は認められるかもです。

2.はリスケジュールをしていて、元金「0」のままではダメです。ではいくらならいいか?と疑問になるかもですが、とにかく「0」ではなく元金返済を行っていることです。

リスケ企業に対する公庫の融資は「借り換え」制度を使い「正常化」まで一気にいく

今回のケースは公庫の既存リスケ借入金を新たな「コロナ特別貸付」にて「借り換え」+「真水」の融資を行います。

このことにより企業側には2つのメリットが生まれます。

  1. 既存リスケ借入が無利子・無担保融資に変わることで既存借入金の金利も下がった
    (今回は基準金利▲0.9%金利適用ですので、既存借入分の金利負担も下がります)
  2. 既存リスケ借入が「コロナ特別貸付」に変わり、一気に「正常な借入」に様変わりする
    (つまり、公庫との取引は正常化され、今後の新しい融資取引も可能になります)

※公庫はリスケ企業には「借り換え制度」の併用を行うようです。

他行の返済はどうしたらよいか

実はこのクライアントはメインは某メガバンクです。(公庫とメガバンクの2行取引)

メガバンクは保証協会借入のみで、今回SN4号認定取得後に相談に行きましたが「リスケ企業はね~だめでしょ」と門前払いでした。

さきほど公庫は一気に正常化となりますが、メガバンクの借入はリスケ継続ということなります。
しかし、これでいいのです。保証協会の借入額が大きいことから、公庫に合わせて10年返済にしてしまうとCFがもたないのが明白なのです。
元金返済ペースは今までより増額させるつもりもありません。

そこで、メガバンクには
「真水の融資をしてくれたところと同条件に合わせることはできない!」
これで押し切るつもりです。

リスケ企業が保証協会突破するにはどうしたらよいか

これもあくまでこの1ヶ月の経験値ですが

  1. まずはメインバンクの担当者を口説き倒すこと
  2. メインバンクの担当者と一緒に保証協会の担当者に面談をすること

この2点が審査のテーブルに乗っている感じです。

必ずではありませんが、少しでも可能性が高まるための参考になればと思います。

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