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【事業再生ブログNO.68】コロナ禍で黒字計上出来ている企業の2つの特徴とは

2021/03/01

コロナ禍の影響が長期化してきており、中小企業を取り巻く環境はより厳しさを増しており、来年度は今以上の厳しさになると思われます。
しかし、この状況でも私のクライアントでも「黒字化」を達成できている企業はあります。
「売上が減っていないんでしょう?」と反応する方もいるかもですが、そうではないのです。
今回は、「コロナ禍で黒字化」を達成できている企業の2つの共通点ついてお話をさせて頂きます。

「固定費」の「変動費化」に取り組んでいる

企業から出るお金は以下のふたつに分けられます。

「固定費」:売上に関係なく出ていくお金(人件費や家賃、設備リース代など)
「変動費」:売上が「0」であれば出ていかないお金(商品仕入・材料費・販促費など)

コロナ禍で売上がコロナ前の「70%」しか戻っていないとすると、「変動費」は売上に比例して「70%」しかかからないことになります。(ただし製造業等では製造部門に勤務する「労務費」が「固定費」に近くなります)
しかし、「固定費」は売上が「70%」であったとしても、コロナ前と同じ額がかかってしまいます。

そうなると、企業がやるべき手段は「固定費」を「変動費」にシフトさせるか、「固定費を削減」するしか手段はありません。

例えば

  • 製造業の「労務費」にある「パート従業員」のシフトを見直す
  • 製造工程の一部「外注化」を図り、「内製工程」を減らすことで「残業代」の抑制をかける
  • 本社の在り方を見直し、移転も含めて家賃負担の軽減を図る
  • 営業スタイルを見直しし、「出張旅費」の削減を図る
  • 仕入先の見直しを行い、発注ロットを含めて仕入単価の抑制をはかる

があります。

「コロナ前の売上に戻らせる」信念はもちろん必要ですが、現実を直視する勇気が必要です。

じつは「赤字取引先」があったことに気づいた

またこの機に特に販売取引先の見直しをすることです。取引先別に売上の推移を見てみて

  • 売上は減少しているが利益はそれほど減っていない
  • 売上が減少していることで「運賃」「消耗品」「販売奨励金」などが大きく減っている

など、今まで気づかなかった点があぶり出されることがあります。

そのためには

  • 取引先ごとに仕入原価・製造原価を算出できる仕組みを作る
  • 取引先ごとに仕入原価以外の「コスト」でかかっているものはないか?
  • 売上は大きいが目に見えないコスト(時間がかかるなど)がないか?

を検証することが必要です。

コロナ禍でも「黒字計上」ができている中小企業は2つのポイントを掴んでいる企業です。「売上」だけに頼ることなく、この時期だからこそ、内部に目を向けれる企業こそが生き残れる道だと思いますので、参考にしてみてください。

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