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【銀行融資ブログNO.109】「メインバンク」の言葉は死語になったのか?(その2)

2022/01/04

前回は「メインバンク」の定義について銀行側からの視点でお話をさせて頂きました。
メインバンクとは融資残高だけで判断はできないと解説しましたが、今回は「メインバンク」は頼りになるのか?をテーマにお話をさせて頂きます。

「メインバンク」が頼りになるかどうかはあなた次第

出だしから曖昧な表現をしてしまいましたが、なぜこのような曖昧な言い方をするのか?
それは、銀行としても、「支援したい企業」なのか?それとも「リスクを負いたくない企業」なのか?を見極めているからです。

昨年のコロナ特別融資では全ての銀行が膨大な案件数をこなしてきました。融資を申し込んだ多くの企業がコロナ融資で一息つけたはずです。

では、なぜ銀行はどの企業でも融資を行ったのか?それは「リスクがないから」です。皆さんもご承知の通り、セーフティーネット4号では「100%」保証、セーフティーネット5号では「80%」保証となっており、銀行のリスクが低減化されているのが大きな理由です。

「コロナ融資で助けれくれた銀行がメインバンクだ!」と決めつけてしまうのは「早合点」と思ってください。

つまり、メインバンクの条件は「企業のリスク」をどれだけ抱える気構えがあるかが大きなポイントになります。

リスクを取ってもらうためには企業側の歩み寄りが必要

では、銀行がリスクを引き受けてくれるためには何が必要でしょうか?多くのポイントがありますが具体的に挙げてみますと

  • ビジネスモデルをきちんと伝えられること
    コロナ禍で自身の「商品」や「サービス」、「販路」、「仕入れ先」、「販売ツール」等はどのように変化し、今後どのように進化させていきたいのか?誰に何を売りたいのかを伝えられること。
  • 経営者自身のビジョンや人間性を伝えられること
    経営者自身はどのように生きて、どうしたいのか?その為になぜ起業して今経営を行っているのか?の根本的な考えを伝えること。
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