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【銀行融資ブログNO.44】2018年は銀行融資が大きく変わる

2018/01/04

弊社HPご覧の皆様 新年あけましておめでとうございます!
新年初の記事になります。新年最初のテーマですが、2018年は銀行融資の仕組みや考え方が大きく変わっていく起点となる1年になると思います。
そこで大きく変わることが予想される3つのポイントについて、今回はお話させて頂きます。

脱「決算書」の動きが加速する

昨年もたびたびお話してきました「事業性評価制度」融資の動きがさらに拡大してくることが予想されます。
「金融庁からのガイドライン」にも「事業性評価制度」に基づく融資の件数、実行額の報告が求められており、マイナス金利の厳しい経営環境下にある金融機関も本腰を入れてくるはずです。

「事業性評価」については、企業側からすればなにも構えることはなく、きちんと自身の「ビジネスモデル」を金融機関に説明できるように自身の評価を事前に準備しておけばいいのです。

この流れは、数字だけの判断にさせないことを考えると企業には「フォロー」の流れです!

脱「保証協会」の動きが加速する

保証協会保証付きの融資制度が本年度より大きく変わると言われております。

  1. 5号認定業種の数が絞られ、かつ保証割合が100%→80%へ引き下げ
  2. 小規模事業者・創業者向けの融資枠がほぼ倍になる
  3. 保証協会とプロパー融資併用が課せられる→保証協会単独での借り入れが困難に

大きく、上記の3つが変わると言われております。2については、これから創業を考えている方にはフォローの話ですが、1、3については、業歴3年以上の企業はよくよく注意をしておく必要があります。(ここでは1~3の細かい説明は省略します)

つまり、「保証協会付きだから借りられるだろう」が通用しなくなります。

大事なのは日頃から「プロパー」融資の取引をどうしたらできるようになるのかを考えておく必要があります。

「AI審査」が始まってくる

会計ソフトの「フィンテック」の時代の流れは間違いなく、さらに金融機関は会計ソフトとのデータ連携により融資審査の迅速化かつ省力化を狙っています。

(みずほ銀行は今年からの企業融資へのAI審査導入を公表しております)

以前、メガバンクでは「ビジネスローン」たるスコアリングローン商品がありましたが、今後出てくる「AIスコアリング」融資とは比べ物にならないほど、審査の中身が高度化してきます。

「決算書の数字」だけはなく、「口座の動き方」、「取引先との資金のやり取り」など、多くの情報を一気に集めて判断するようになります。

より帳簿の厳格化、不透明な資金のやり取りの根絶など、今から備えておく必要があります。

このように、今までの融資の審査の考え方ややり方が大きく変わってくることが予想されます。
私としてもよりアンテナを高くし、皆様に有益な情報を提供できるように努めて参りますので、本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

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