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【銀行融資ブログNO.42】『事業性評価融資』の時代に企業はなにをすべきか?

2017/10/31

前回「金融検査マニュアル」が廃止になり、今後は「事業性評価制度」が融資のポイントになるとお話をさせて頂きました。
では、企業側は「事業性評価制度」の時代に対して、何をすべきなのか?
今回は企業側からの目線で「事業性評価制度」についてお話させて頂きます。

「事業性評価制度」は難しいものではない

事業性評価制度は何も難しいシステムを用いてやるものではありません。
企業内にある「数字」に見えない部分の「強み」や「弱み」を表現していくものです。

イメージしやすいように、3つの大きな柱と代表的なチェック項目を挙げてみます。

  1. 商品・サービス開発
    • 独自商品の企画力のポイントは
    • 製造機能の強みは「設備」なのか「技術力」なのか? 他社にはない強みは
    • 商品仕入力やセールス品の目利きはどのように行っているか
  2. 商流
    • 販売先の数はどのくらいあるか?
    • 1社に集中していないか?
    • 他社では取れない「販路」をもっているか
    • 自社の商品やサービスを理解し、適正値段で取引してくれているか
    • 仕入先はなぜそこを選んでいるのか?
    • 外注先(協力会社)はどのようなところがあり、当社にどのようなメリットをもたらしているか?
  3. 内部体制
    • 今後、会社をどのような方向や規模にしたいと思っているか
    • 後継者は決めているか
    • 生産性向上のためにIT投資を行っているか
    • 対象としている業務の「市場」は今後どうなっていくか
    • 従業員の定着率はどうか
    • 取引銀行との関係は良好であるか
    • 社内組織体制は整備されているか 指揮命令系統はできているか
    • 人材育成への投資は行っているか

このように挙げてみると、何か「堅苦しい」感じがするかもしれませんが、皆さんの頭のなかにある漠然とした考え方を「文字」にすることが大切です。

そして、この情報こそが銀行が一番求めている情報です。普段、銀行担当者が訪問の際に、雑談のなかでも上記の話を聞き出しているのです。
しかし、肝心の情報の出し手である「経営者」の頭が整理されていないと、情報も断片的になり、銀行に誤った判断をさせてしまう恐れがあるのです。

是非、頭のブレーンストーミングをやってみましょう!

お一人ではなかなか分からないし、やり方も分からないと感じる皆さんは、是非弊社にご連絡してみてください。

私からお尋ねしながら「貴社の考える事業性評価」を完成させますので!!

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