いよいよ新年度がスタートし、皆さんも気分一新の時期を迎えていることと思います。銀行にとっても4月は異動が多く、担当者も変わることが多い時期になります。
また、営業担当の行員は自分の担当先にどのような方針で取引を行っていくのかを決める時期でもあります。今回は「取引方針を決める」とは何かについてお話をさせて頂きます。
銀行の営業担当者は上半期(4月~9月)の支店収益の目標に対して、自身の目標の割り当てが決められます。その目標に対して、担当取引先ごとに、どのような推進を行っていくのかの戦略を立てなければなりません。
具体的には下記のふたつが中心になります。
「今後の融資取引のためには、付き合ったほうがいいかな」などと考えて、無理にお付き合いをする必要はありません。きちんと自社のニーズにあったものがあればご活用頂ければと思います。
融資に関して、最近では日銀の「マイナス金利」政策のもとで、銀行の貸出金利の提示もさらに低くなってきております。企業にとっては調達コストの低下は大歓迎なものです。魅力的な金利の提案がさらに活発化されてくると思いますが、金利だけにとらわれることなく、その銀行とどういったお付き合いをしていきたいのかの展望のもとで融資取引を行っていただきたいと思います。
金利だけに魅力を感じさせる銀行とのお付き合いは決して長続きはしないはずです。