税界タイムス2022年4月1日号に「住信SBIネット銀行の 「オンライン融資」 ネット銀行ならではの 戦略と将来性」について同社の柴田ファイナンス事業部長に今後の戦略についてお話を伺いました。
同行の口座履歴のみでAIで審査を行い「レコメンド型※」の融資を行っています。
※レコメンド型とは口座履歴より、融資可能な口座保有者に金額・期間・金利を同行から提案するものです。
口座の保有・利用が前提となりますが、全ての動きを同行口座で行う必要はなく、例えば全体の10分の1の動きでもAIにて会社全体のカネの流れを推測するサービスです。
オンライン融資については「金利が高い」等のデメリットはありますが、それを上回るメリットとして
〇短期のつなぎ資金としては有効
〇銀行の審査だと1ヶ月ほどかかるものが、最短で2日以内で融資可能
〇申込・審査は全て「オンライン」で完結
があります。
会計事務所として「オンライン融資」の知識を持っている方はかなり少ない印象があり、このサービスにおいては、経営者の方が知識を持っている印象があります。
特に創業ステージ(創業から3年以内)の方の利用実績が多く、創業支援を行っている会計事務所の皆さんは「オンライン融資」の知識は不可欠だと思います。
また会計書類での審査に依存することなく、リアルな「カネの動き」にて判断する融資は、今後民間銀行での採用も増えていくことでしょう。
政府系融資・民間銀行融資・オンライン融資など資金調達の選択肢を広げることが、顧客サービスを高めることに必ず繋がるこ�とになりますので、皆さんの知識の一助になれば幸いです。
「税界タイムス」第86号 - 住信SBIネット銀行の「オンライン融資」ネット銀行ならではの戦略と将来性